トンネル証明灯具を時速50kmで走行しながら清掃可能!
キャビテーション洗浄装置により、レーンマークを高速道路の最低時速の50kmで走行しながら清掃します。 清掃ノズルは車幅から40㎝張り出し、路面方向に30㎝下降させ、レーンマークを清掃します。 なお、車速が遅くなると車速検知センサーからの信号で清掃ノズルを上昇させ、圧力を低減することでレーンマークの損傷を低減するシステムとなっています。 また、清掃ノズルブロックが道路構造物に接触した場合に、損傷を軽減するために、「せん断ピン」が破断して後方に回転し、接触の衝撃を軽減します。 レーンマークの監視カメラはキャビン前方に左右2台、ノズル位置を監視するカメラは左右2台備えています。
キャビテーションとは
富士山の頂上等で大気圧が低いと100℃以下で沸騰する、同じく配管の曲がり部等で圧力が低下する箇所では水が沸騰し気泡が生じる。このように圧力と温度の関係で、気泡が瞬時に消滅すると時に大きな力が生じて配管や船舶のスクリュー等を壊食する現象を「キャビテーション」と言う。超音波を発生させて、眼鏡を洗浄するのも同じ原理である。
キャビテーションの応用事例
キャビテーションの応用事例として、外壁の劣化した塗膜の除去、落書き落とし、水垢や埃で汚れ除去に使用されていた。キャビテーション洗浄は気泡の破壊力と80℃の相乗効果で圧力は50MPaであるが、超高圧の200MPaに比べて低いので、ホース等の取扱いが楽である。