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弊社建物群国登録有形文化財への答申について。

平成27年11月20日に開催されました文化審議会文化財分科会の審議・議決を経て、弊社の建物群が国登録有形文化財に答申されました。

弊社の建物群は常時非公開となっております。 ご理解とご協力をお願い致します。

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この度答申された弊社の建物は第一工場、第二工場、仕上げ工場、青年学校、便所棟(1棟)、第一自治寮家族寮、第一自治寮独身寮及び第一自治寮食堂・娯楽室棟です。

以下、文化庁の一覧表掲載の詳細文。

“さく岩機製造で発展した企業の工場群と従業員のための住宅等からなる。 中国山地に開けた市街地に敷地を構える。 第一工場は工場群の中心となる木造建築で、桁行78mと長大な平面になり、採光のため梁間を3スパンに分けて中央を高め、さらに越屋根を設ける。 第二工場、仕上げ工場も同系の意匠となり、洋風意匠で採光を工夫した戦前期地方工場建築の一例。 青年学校は2階に中廊下を通して左右に教室を3室ずつ並べ、製造現場で中心的役割を果たした養成工に、教育を行っていたことを示す。 便所棟は耐寒のためガラス窓を2重にしたり、建設当初より水洗式としたりするなど、当時、先端の技術を集め、衛生的に配慮して建てられた。 自治寮は木造3階建の家族棟、2階建の独身棟と食堂・娯楽室棟からなる。 戦中から高度成長期にかけての第二次産業を支えた職員住宅で、当時の生活の様相を伝える。”